第55回裏千家青年研修会(第34期L・T出向員研修 第2回研修)

青年部

 令和4年3月4日(金)から6日(日)までの3日間、第55回裏千家青年研修会が開催されました。この研修会は、裏千家茶道や淡交会の将来を担う人材の育成を目的として青年部会員に宗家の教場を開放するもので、炉・風炉の時期を交互に年1回開催されています。

 受講者数の制限など、新型コロナウイルス感染症対策が徹底された中で、全国の青年部から44名(第34期L・T出向員を含む)が受講しました。

 本研修は第34期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員の第2回研修も兼ねての実施となりましたが、移動が制限されている等の理由により宗家での受講が叶わない出向員もいることから、千 宗室家元の発意により3月4日(金)に「オンライン短期受講の部」が初めて設けられ、6名が受講しました。

初日、午前9時より茶道会館2階において開講式が執り行われ、家元から「たった3日間ですが、しっかりとした気持ちで臨むことによって未来永劫と続く3日間となるのです。ここで学んだことを常に自分の中に備えていこうという気持ちでこの3日間に臨んでいただきたい」と挨拶がありました。
  続いて、横浜青年部の蔭山宗亮君が受講者を代表して「誓いのことば」を述べました。
  なお、開講式の様子はオンライン短期受講者に生配信されました。

家元挨拶
誓いのことば

開講式終了後、各教場に分かれて実技講習に入りました。

オンライン短期受講の部受講者は、宗家教場の実技指導(生配信)を見学した後、画面越しに割稽古や基本点前を中心とした実技講習を受講しました。

オンライン短期受講の部受講者の実技講習

最終日、午後3時より閉講式が執り行われ、まず家元より受講者を代表して東京第八南青年部の立花宗直君に修了証が授与されました。
  続いて、家元から「これからも茶の湯を通じて人間関係を深めていく中で、あるがままの自分で一歩一歩踏み出していくことを期待します」と挨拶がありました。
  その後、北見青年部の大塚里香君より、「お教えいただいたことを身に着け、茶道の本質を考えながら日々のお稽古を続けて参ります」との謝辞が述べられ、閉会となりました。

修了証授与
受講者代表謝辞

オンライン短期受講の部の閉講式は、4日(金)、午後4時より執り行われ、新潟青年部の椎谷浩子君に修了証が授与されました。家元から挨拶があり、その後東京第四東青年部の石橋亜子君より「コロナ禍により移動が出来ない私たちにオンラインにて受講する機会が与えられましたことに感謝申し上げます。1日という短い時間ではございましたが、これを糧にこれからも精進して参ります」と謝辞が述べられました。